日本のマイクロSaaS起業家が急増、個人開発者コミュニティが活性化 - 日経新聞
日本のマイクロSaaS起業家が急増、個人開発者コミュニティが活性化 日経新聞
日本国内でマイクロSaaS起業を目指す個人開発者が急増しています。オンラインコミュニティ「Indie Hackers Japan」の会員数は今年に入って2倍以上に増加し、現在1万5000人を超えています。背景には、AI技術の民主化とノーコードツールの進化により、技術的なハードルが大幅に下がったことがあります。実際に、東京在住のエンジニアAさん(32歳)は、副業で開発したタスク管理SaaSで月間50万円の収益を上げており、「本業を続けながらでも、週末の作業だけで十分な収益を得られるようになった」と語っています。また、大阪のデザイナーBさん(28歳)は、Bubbleを使って3ヶ月でECサイト向けの在庫管理SaaSをリリースし、既に100社以上の顧客を獲得しています。専門家は「日本市場は特定業界に特化したニッチなSaaSの需要が高く、マイクロSaaSに適した環境だ」と指摘しています。政府も副業・兼業の推進や起業支援策を強化しており、今後さらに多くのマイクロSaaS起業家が誕生すると予想されています。特に、地方在住者にとっては場所を選ばないビジネスモデルとして注目されています。
- 記事提供
- 日経新聞
- 公開日
- 2025-11-07